就職

フリーランスエンジニアの必須スキルとは?事業に役立つ7ポイント

GOODWORK 2018/06/12
フリーランスエンジニアの必須スキルとは?事業に役立つ7ポイント
FacebookGoogle+TwitterHatena

会社員としてのエンジニアから、フリーランスエンジニアへの転身を検討されている人には、どのようなスキルが必要でしょうか。

すでにフリーランスエンジニアとなった人も、改めて自分のスキルを見直すと、今後の仕事内容や収入に影響するでしょう。

フリーランスエンジニアに必要なスキルを、7つにまとめてご紹介します!

フリーランス必須スキル1.コミュニケーション力

5人の男性が会議

すべてが個人で完結する仕事はありませんので、コミュニケーション力は必須です。

企業に所属していれば、社内の関係者がフォローしてくれる場合もありますが、フリーランスは自己責任でクライアントと向き合わなければいけません。

コミュニケーション力は、「スムーズに話せるかどうか」というポイントが注目されがちですが、大切なのは「相手との信頼関係を築けるかどうか」です。

話し方や話す内容はもちろん、ちょっとした仕草や表情、会話の間の取り方もコミュニケーション力の一環です。

メールやチャット、電話での連絡が容易な現代では、遠隔での仕事も可能です。

しかし「直接会うわけではないのだから、コミュニケーション力を重視しなくてもいいのでは?」という考えは危険です。

メールやチャットという「文字だけの連絡手段」や、電話の「声だけの連絡手段」は、「直接会って話す」ことと比較して、相手に伝わる情報が少ないのです。

したがって、わずかなきっかけで相手に不快感や不信感を与えかねませんので、より注意しなければいけません。
 
 

コミュニケーション力を向上する方法

人間関係において、完璧なコミュニケーションのパターンは存在しません。

相手の立場や状況、心境によっても「言葉の受け取られ方」が変化するからです。
 

  • コミュニケーション関連の書籍やWebサイトを見て知識を得る
  • 鏡を見ての「表情作り」や、発声の練習をする
  • 世間のニュースをチェックし、話題作りのネタを確保する
  • 仕事以外でも、コミュニケーションを意識して人と接する

 
日々の練習を続け、経験を積み重ねることで、コミュニケーション力は磨かれます。

他者とのコミュニケーションに抵抗があると、フリーランスエンジニアとして成り立ちませんので、まずは積極的に他者と接していきましょう。

フリーランス必須スキル2.営業・交渉力

向き合ったノートPCと、画面から人形が出てきて握手

フリーランスエンジニアは、自ら営業をして仕事を確保していきます。

他のエンジニアにはない優秀な技能を持っていたり、自身のブランディングが確立してるのでなければ、自分から動かないと仕事の依頼がきません。

会社に所属していた経歴があるならば、以前の職場の知名度や自身が行ってきた実績、資格などアピールできる要素をまとめて、人脈を駆使して営業をかけましょう。

自分がどのようなエンジニアで、どのような業務ができるのかを、クライアントにわかりやすく伝えていきます。

営業をする際には、交渉力も必要となります。

フリーランスエンジニアは、単価交渉や納期なども、クライアントとの話し合いの中で決定します。

先方の主張ばかり聞いていれば個人事業主として損害が出ますし、逆に、自分の主張ばかりでは契約を得られません。

クライアントと自分、両方に利益が出る着地点を模索していく、粘り強い交渉力が必要です。

営業・交渉力を向上する方法

フリーランスエンジニアとしての営業・交渉をするには、請け負った仕事だけでなく、「自分自身も商品・サービスの一部」という観点を持ちましょう。
 

  • 自身が行ってきた実績
  • 現在、自分ができる事柄
  • 自分に依頼を出すことで、発注者側にどのようなメリットがあるか

 
自身についての整理ができると、クライアントへの提示が明確になります。

さらに、自身の能力や作業にかかる時間の目安などを把握できると、損益分岐点がわかるので交渉事の基準とできます。

報酬単価の金額は重要ですが、金銭面だけの営業・交渉は、人員を抱えた企業や、より優秀なフリーランスエンジニアに負けます。

フリーランスエンジニアとして継続して活動していくためには、自分自身を理解し、競合相手と比較して、営業・交渉に活かします。

とはいえ、地道に営業・交渉力を向上している時間が不足するケースもあるでしょう。

フリーランス向けのエージェントサービス(営業代行)についての記事がありますので、参考としてご覧ください。

フリーランス必須スキル3.マーケティング力

デザイナー風の眼鏡女性がパソコン操作している

マーケティングとは、市場や顧客が求めているものを調査し、適した商品やサービスを作り、管理・宣伝・販売などを行う、戦略活動の総称を指します。

例えば、フリーランスのプログラマーならば、独自のアプリ開発がマーケティング力のアピールになります。

市場や顧客にとって需要があるとみられるサービスを調査し、プログラムを組んでアプリケーションという形にすると、クライアント側にも「どれだけの能力や論理を持ったエンジニアなのか」が把握しやすくなります。

また、ライターであれば、自身が作成したブログサイトもアピールできる成果物です。

テキストの量や質、アクセス数などの数値もクライアントに公開できる状態にしておけば、客観的な情報としてアピール材料になります。

マーケティング力を向上する方法

マーケティング力を磨くには、名刺代わりになるポートフォリオを用意しておくと良いでしょう。

ポートフォリオとは、エンジニアが実績をアピールするための制作物を指します。

アプリやブログといったわかりやすい形にしておくこと、日頃から準備しておくことで、機会損失をせずに顧客へアピールできます。

高い知名度を持ったフリーランス以外は、「応募した案件のすべてを受注できる」といったことはありません。

クライアントに選ばれるためにも、自身の能力を証明できる作品が役立ちます。

また、ポートフォリオを作成すれば、制作時間の把握もできますので、単価計算の目安にもなります。

売上・利益管理はフリーランスに必要不可欠な要素です。

フリーランス必須スキル4.時間短縮力

アップルのスマートウォッチをつけた腕

フリーランスエンジニアは、作業の効率化・時間短縮を常に図っていくことが求められます。

時給制のアルバイトや、日給・月給の会社員と異なり、フリーランスは「請け負った作業を終えた」「依頼を完遂して成果物を収めた」となって収入を得られる、成果報酬制です。

同じ作業でも、少しで短い時間で達成できれば、時間当たりの単価が上がります。

また、早く仕上げた時間の分だけ、次の案件へ取りかかれるので、依頼の請負件数が増えて年収のアップにつながります。

作業の効率化・時間短縮は、クライアントから信頼を得られます。

納期を守り、時間の余裕もあれば、チェックに充てる時間を確保できるので、より精度の高い完成につながります。

ITエンジニアは、急な仕様変更を指示される場合もありますので、保険のための予備時間を設けられるのは強みになります。

時間短縮力を向上する方法

時間短縮力については、「時短」という名目でビジネス書やWebサイトにまとめられています。

フリーランスに限らず、ビジネスにおいて重要視されている要素だからです。
 

  • 自身の能力や癖の把握と、改善案の模索
  • 定期的な作業工程の見直し
  • 管理ツールの活用

 
企業所属と異なり、フリーランスは作業工程や効率化を自分で管理しなければいけません。

例えば、「タイピング時にちょっとしたミスを犯しやすい」という癖を理解できれば、特定のミスを繰り返さない方法を考えられます。

作業工程の見直しも、自分から行わなければ旧来の手順を続けるだけになり、気がつかないうちに損失を出している状態になります。

特にITエンジニアは、プログラミング言語といった開発環境や新規技術など、早い変化に対応していかなければいけません。

「今まで、これでやってきたから」などという慣習に従うやり方は、クライアントから思考停止と見られます。

フリーランス必須スキル5.自己管理能力

夕陽をバックにした、ランナーのシルエット

独立した個人事業主は、不健康では成り立ちません。

会社員時代は、体調不良で欠員が出ても同僚や関係部署がフォローしますし、欠員時に対処できるのが組織の利点です。

しかし、フリーランスでは、体調不良により仕事が行えないと、収入の減少やクライアントからの信用を失う恐れがあります。

フリーランスエンジニアは時間の配分を自分で設定できますが、自己責任が伴う自由性であることを認識しましょう。

特に在宅案件ですと、「仕事の時間」と「日常の時間」の区別がつきにくくなりますので、セルフマネジメント能力がなければ事業として成立しません。

健康管理はもちろん、モチベーションなどの精神面、冠婚葬祭といった家族や周囲の人からの影響も、事前に考慮しておくと良いでしょう。

100パーセントのコントロールは不可能ですが、常に意識しておくことで、万が一の際にクライアントへの速やかな対処が可能になります。

自己管理能力が向上する方法

事故や病気といった突発的なアクシデントはともかく、日常の健康や業務スケジュールの管理は対策できます。
 

  • 定期的な運動による体づくり
  • 「業務時間」と「日常の時間」の区別・確保によるメンタル面の安定化
  • ツールを利用してタスク管理を精確にする

 
体と心の健康づくりの重要性は、ビジネスの場以外でも広く知られている事実です。

フリーランスとして事業を継続していくには、健康が基盤のひとつとなります。

フリーランスエンジニアにとって、タスクの管理ミスは周囲の信頼を失いかねない致命傷となります。

現代は、スマホのアプリでも、タスク管理の無料ツールがいくつも出ています。

「自分はミスをする」という認識の上で、ミスを防ぐ方法を実行するのがリスク・マネジメントです。

フリーランス必須スキル6.ビジネスの知識とマナー

ビジネススーツを整えた男性

ビジネスの知識とは、自分が専門とする業界や案件の知識だけでなく、経理や法律といった職務全般に関連する知識を指します。

もちろん、広い範囲の知識を完全に把握することは不可能ですし、必要があれば専門家を頼ればいいのです。

しかし、「自分が携わっている業務の、関連知識がまったくない」人と、「詳しくはないが、知ってはいる・調べたことがある」人とでは、トラブルがあった際の反応に差が出ます。

企業ならば、総務や法務など専門部署に任せれば良いことも、フリーランスならば自分で対処・解決しなければいけません。

ビジネスマナーに関しては、TPOに適した身だしなみ・挨拶・言葉づかいなど「世間一般で当たり前」とされていることを、一通り身につけましょう。

「ホウ・レン・ソウ」と呼ばれる、報告・連絡・相談も、業務をスムーズに回すためのビジネスマナーです。

同じくらいの能力・単価報酬のフリーランスが2人いて、「マナーを守っている人」と「マナーが守られていない人」に分けられるとしたら、クライアントは前者に仕事を任せます。

フリーランスとして仕事をしていくためには、クライアントから選ばれやすくなる要素は漏らさないでおきましょう。

ビジネスの知識とマナーを向上させる方法

ビジネス関連の知識は、社会制度が変更されれば更新が必要になりますし、ビジネスマナーも時流に合わせて変化に対応しなければいけません。
 

  • 関連書籍やWebサイトでの情報収集を継続する
  • ビジネスセミナーや、マナー教室を活用する

 
ビジネスの知識とマナーの向上には、上記のような方法で、根気よく続けていくしかありません。

時間や労力、費用が相応に必要となりますが、フリーランスの立場では「誰かが知識やマナーを教えてくれる」ということはありませんで、自己投資と認識して学習しましょう。

フリーランス必須スキル7.専門的な知識と技能

グラフが表示されているノートパソコン

専門的な知識と技能とは、各業界・各職務において必須とされるものを指します。

フリーランスエンジニアは、専門的スキルを持っていないと仕事を受注できません。また、専門的スキルは複数あると有利です。

ITエンジニアは、プログラミングさえできればやっていけるものではありません。

例えば、設計や開発、どのようなものを制作するかによって、多様なプログラミング言語が使用されます。

クライアントの要望に応じていけるよう、扱える技術範囲を広げましょう。

関連分野の資格取得も役立ちます。

どのような専門的知識と技術力を持っているのか、資格を取得しているとクライアントへ提示しやすいです。

すべての分野でのスペシャリストになる必要はありません。

しかし、専門的な知識と技能を広げていくことで、多方面への理解と視点を得られるので、システム開発などの多数の人材・役割が関わるプロジェクトに対応できるようになります。

専門的な知識と技能が向上する方法

専門分野の学習を続けていくのはもちろんですが、「スキルのパッケージング化」という考え方を持つのが重要です。

スキルのパッケージング化とは、個々のスキルを独立したものとするのではなく、セットとして総合的に活用・応用する考え方です。

例えば、Webライターをメインとするフリーランスならば、文章力の向上だけでなく、SEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)や、サイト構築の関連知識を持っていれば、利便性が高くなりクライアントから重宝されます。

Webデザイナーをメインに技能をつけてきた人も、制作関連全般を知り、コミュニケーション能力も活用すれば、Webディレクションも務められます。

受注できる仕事の幅が広がり、案件単価・年収のアップにもつながります。

フリーランスエンジニアは、得意分野を持つことに加え、多方面の技能を併せることでキャリアアップを図れます。

フリーランスの年収についての記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアとしてスキル向上を図ろう

オフィスでビジネス契約がうまくいき握手をしている男性2人

会社に所属していれば、各部署や社員で役割を分担します。

一方、フリーランスは仕事におけるさまざまなことを自分で対応しなければいけません。

さまざまなスキルの取得・向上は、事業継続に必要不可欠です。

フリーランスエンジニアに転職される方は、「自分にはどのようなスキルがあるのか」「今後の自分に必要なスキルは何か」を確認しましょう!